絵を描きたいけど、手元に画材がない!
手軽な価格で画材をそろえたい!
100円ショップの絵の具は使えるのか?
さて、今回の記事は100均で売っている画材は使えるのか?
ということを検証してきます。
画材屋さんを探して買いにいかなくても。
100均で手軽に画材を揃えることが出来きるこの時代。
100円均一の物だからと言っても、そこまで悪い品質ではないんですよ。(不透明水彩の場合ターナーより発色は落ち、不透明ではないが使えます)
初心者やスケッチ用ならば100円均(ダイソー)で買える画材でも十分かと思います。
100均ダイソーで買える画材
色鉛筆、クーピーなど小学生で良く使う画材
クラフト、画材コーナーには色鉛筆やクーピー、クレヨンそして絵の具、そしてその周辺の道具類がまとまって売っています。
アクリル絵具と水彩絵具
アクリル絵の具がずらりと並んでいます。
色は白、赤、黒、黄、茶、青、緑、金、銀の9色
金、銀、は大型店舗には売っているみたいです。白も小さい店ではほとんど品薄。
下の段には、水彩絵具が売っています。
色は、白、黒、赤、青、水色、黄色、緑、黄緑、ピンク、オレンジ、肌色、茶色の12色
パレット
もちろん、筆やパレットも売っています。
パレットは、残念ながら紙パレット(紙をめくると新しいパレットになる物、アクリル絵具によく使います)は売っていませんでした。その代わりプラスチック製の使い捨てパレットがあります。
ちなみに、紙パレットは次のような物です。
筆類
筆はバラ売りではなく、セット販売です。
馬毛の筆の特徴
馬毛は最もポピュラーな筆用の毛で柔らかい毛質、油彩画筆、水彩画筆、日本画筆などに利用されています。
馬毛の平筆(0号、6号、8号、10号、12号)と丸筆(0号、6号、8号、10号、12号)、各5本が1セット!!
豚毛の筆の特徴
主に油絵具用として使われます。弾力と耐久性があり、毛の先端が2~3本に枝分かれしているのが特徴です。豚毛特有のカールをうまく利用した、先のまとまった作りの筆がいい筆なのですが、100均には売っていません。(当たり前か!!)
豚毛(硬毛筆で弾力と耐久性に優れている)の丸筆(0号、4号、6号、8号、12号)と平筆(0号、4号、6号、8号、12号)、主に油絵、ガッシュ向きです。
ナイロンの筆の特徴
弾力があり穂先がまとまっています。量産できるため安価です。主にアクリル絵具用によく使われます。
ナイロン平筆(0号、4号、8号、12号)の4本セット売りです。
キャンバス
キャンバスも売ってます!!
F3しか売ってってませんが、他のお店では違うサイズもあるらしい!!
ちなみに、キャンバスの大きさは以下の表を参考にしてください。
号数 | F(Figure)人物型 | P(Paysage)風景型 | M(Marine)海景型 |
0 | 17.9×13.9 | 17.9×11.8 | 17.9×10.0 |
1 | 22.1×16.6 | 22.1×13.9 | 22.1×11.8 |
S.M | 22.7×15.8 | – | – |
2 | 24.0×19.0 | 24.0×16.1 | 24.0×13.9 |
3 | 27.3×22.0 | 27.3×19.0 | 27.3×16.1 |
4 | 33.4×24.3 | 33.4×21.2 | 33.4×19.1 |
5 | 35.0×27.3 | 35.0×24.3 | 35.0×22.1 |
6 | 40.9×31.8 | 40.9×27.3 | 40.9×24.3 |
8 | 45.5×37.9 | 45.5×33.3 | 45.5×27.3 |
10 | 53.0×45.4 | 53.0×40.9 | 53.0×33.3 |
12 | 60.6×50.0 | 60.6×45.5 | 60.6×40.9 |
15 | 65.2×53.0 | 65.2×50.0 | 65.2×45.5 |
20 | 72.7×60.6 | 72.7×53.0 | 72.7×50.0 |
25 | 80.3×65.2 | 80.3×60.6 | 80.3×53.0 |
30 | 90.9×72.7 | 90.9×65.2 | 90.9×60.6 |
40 | 100.0×80.5 | 100.0×72.7 | 100.0×65.2 |
50 | 116.7×90.9 | 116.7×80.3 | 116.7×72.7 |
60 | 130.3×97.0 | 130.3×89.4 | 130.3×80.3 |
80 | 145.4×112.1 | 145.4×97.0 | 145.4×89.4 |
100 | 162.1×130.3 | 162.1×112.1 | 162.1×97.0 |
120 | 193.9×130.3 | 193.9×112.1 | 193.9×97.0 |
150 | 227.3×181.8 | 227.3×162.1 | 227.3×145.4 |
200 | 259.1×193.9 | 259.1×181.8 | 259.1×162.1 |
300 | 291.0×218.2 | 291.0×197.0 | 291.0×181.8 |
500 | 333.3×248.5 | 333.3×218.2 | 333.3×197.0 |
キャンバスサイズは、F・P・Mの三種類と正方形サイズのSで合わせて4種類存在します。
立体に使えそうなもの
お次は、立体に(彫塑など)に使えそうなものを探してみました!!
針金類
こいつらは、道具類コーナーの近くにあるはずです。
針金(鉄)はもちろん、銅線とアルミ線も売ってました。
粘土系
粘土系のもの、石粉粘土はフィギア製作などに使われる、ファンドという粘土と同じです。触った感じ少し荒いかな?と言ったところでしょうか。
奥に見えている、紙粘土や木粉粘土もあります。
紙粘土は、乾いてもかなり重みがあります。まあまあ、使えます。
メーカーの石粉粘土は次のような物です。
木材類
簡単な木材たちです。
木材は、ホームセンターの方がいいですね!!
100均では、使いみにち困る大きさのものしかないっす。
おまけ商品紹介
ガラス絵の具です。僕は使った事ありませんが、ガラスに塗ることが出来るものです。
カーボン紙
トレーシングペーパーも売ってます。
ほんと、100均(ダイソー)には、なんでも揃っていますね!!
家に帰って、検証してみた!
100均の絵具とメーカーの絵具がどれだけ違うか試してみました!
メーカーの絵具は、ターナーアクリルガッシュです。
右が100均と、左がいつも使っているターナーのアクリル絵具です。
薄めずに、チューブから直接キャンバスに!
筆で伸ばしておきます。
100均の青も塗ってみます。
重ね塗りをします。薄めていない状態ですでに赤が薄っすら見えてしまいます!!
次は、ターナーの青を塗ってみます。
こちらも塗りたて。
一応、2回ほど試してみました。
結果
二回試しましたが、左からターナー、100均、ターナー、100均の順です。
ターナーのアクリル絵具は、普通にツヤなしで不透明です。
しかし、100均のアクリル絵具は少しツヤが有り、不透明ではありませんでした!
左がターナー、右が100均のアクリル絵具です。ほぼ、水で薄めず原液のまま塗っていてこの差です。
やはり、100均ではアクリルの不透明さは出せないのでしょうか。
メーカーのおすすめアクリル絵具
ホルベイン
ホルベインは日本の画材メーカーです。明治33年(1900年)に大阪中之島で吉村峯吉商店で開業。創業当初は金属文具の製造をしていたそうです。様々な文具や画材を開発し続け日本の油絵具のホルベインとなりました。
リキテックス
リキテックスは1955年アメリカのヘンリー・レビンソン博士によって新開発された絵具のこと、世界で初の水性アクリル絵具は「liquid=液体」と「texture=質感」という言葉を合わせて「liquitex・リキテックス」と名付けられたとのこと!
ターナー
ターナーもまた、日本の絵具メーカーです。1946年創業から様々な絵具を開発、販売してきた企業です。
まとめ
はっきりと言いますと、やはり100均のアクリル絵具は、メーカーが作っている絵の具とは、比べられません!!
ですが!絵を描きたいときにすぐに手に入る100均絵具は、使いようだと思います。
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