「初心者でも分かる!石材彫刻〜手道具〜」の続きです。
今回紹介するものは電動工具です。
電動工具は手持ちで使うものと場所に設置して使える大型のものまでたくさんあります。
そのうち、基本的なものを5つ紹介したいと思います。
石材用の電動工具
手作業で使う機械工具です。
石との摩擦で反動がついて跳ね返って来る場合もあるので、使う時はしっかりと保護めがね等の安全対策をしましょう。
回転式の機械を扱うときは、巻き込まれ防止のため手袋は外しましょう!
ディスクグラインダー
石材加工では、ダイヤホールをセットして石をカットするための道具です。パナソニック、マキタ、ボッシュ、日立など、さまざまなメーカーのものがあります。
手作業で使う工具で一番よく使う物で、ダイヤホイールの種類も多いので、何個も持っている方もいます。
価格 3500円〜20000円
GCグラインダー
ディスクグラインダーよりも回転が遅くトルク(回転力)が強い設計のものです。CGと言う砥石を取り付けて、磨く前の下地を作るために使う道具です。
価格は専門の業者に聞きましょう。
振動ドリル
柔らかい石(大理石など)なら軸方向に打撃を与えて、石をくだきつつ穴を空けてられます。
花崗岩などの硬い石で長時間使用していると、ドリルの先が熱によってポキっと折れてしまします。
使用には、注意が必要です。
硬い石には。エア工具のルートハンマーや削岩機を使います。
価格 6000円〜57000円
大型の電動工具
手作業で使う道具よりも、さらに大きい機械の紹介です。
危険度も高くなるので、扱いには十分注意しましょう。
使用するには、200ボルトのコンセントが必要です。
オフカット切断機
ダイヤのチップが付いたブレードが回転し、石を切る器械です。
中型〜大型まで、場合によっては注文で必要な大きさで作ることも出来ます。
価格は、中古の石材機械を扱っている業者に聞きましょう。
ホールソー
オフカット同様の大型機械です。
回転するモーターの軸先に、ホールソー(鉄板の筒上の物の先にダイヤのチップを取りつけてあるもの)を取り付けで使用します。
大きな穴あけ機です。
価格は、中古の石材機械を扱っている業者に聞きましょう。
どこで買えるの?
手で使う電動工具は、モノタロウやAmazon、楽天市場でも見つけることができます。
しかし、大型機械は流石に専門業者を探すか、地元の石材店に直接聞くべきでしょう。
大型機械の参考 HP近藤砥石ケズール
まとめ
いかがだったでしょうか?
5つの電動工具をざっくりと書きました。
直線的に切るか、穴を開けるための機械だけでしたね。
他にも、ダイヤモンドチェーンソーなど特殊な機械もまだまだあります。
それぞれの詳しい詳細は、違う記事で書くつもりです。
最後に
大型の機械は手道具よりも早く作業が進みます。
しかし、それのほとんどが回転式の道具ですので、正しく使わないと怪我をする恐れがあります。
事故にならないように、出来れば慣れている人にレクチャーを受けるなど危険回避を徹底してください。
次は、「石材加工で使う、エア工具」を紹介します。
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