ふつうのサラリーマンが天野喜孝の絵を買ってしまった!

アート豆知識

画家 天野喜孝氏の絵(版画)を先日購入しました!

こんな体験、ふつうのサラリーマンには度々おとづれないと思うので記事にしておきます。

かねてより、「一枚ぐらい良い絵を買いたいねー」なんて妻と話していことがあるのですが、まさかこんなに早く買う日が来るとは思ってもみませんでした!

良い絵、というか、気にいる絵

しかも、夫婦2人とも納得出来る絵なんて中々ないだろうと思っていたんです。

僕は天野喜孝(あまのよしたか)氏の絵は、昔からテレビゲームのソフトパッケージデザインで知っていました。

「本当に買うべきかどうか?」

やっぱり、迷いました。

『本当に、気に入ったものなら買おう!!』

僕は2日に渡ってファンタジーアート展を見に行きました。1日目に販売担当の人と絵について色々と聞きました。

版画の技法だとか、過去の作品と新作との違いだとか、請け負っている会社はどういうものなのかとか、金額だとか、1時間半ほど話をしてとりあえず自宅に帰りました。

そして、一度家で落ち着いてからその日うちに購入する意思を込めたメールを送りました。

天野喜孝(あまのよしたか)、僕ら30代には馴染みのある画家(元イラストレーター)かもしれません。

当時流行っていたテレビゲームのソフト、小説等のキャラクターデザインなどの表紙絵でよく目にしていたのです。

その頃から、「この人の絵はすごいなー」「綺麗だなー」と何度も思っておりました。

そんな、作家だからこそ今回の展示で買えることが分かると、ほぼ気持ちは決まっていました。

あとは、本当にそれだけの価値があるのかを吟味するだけでした!

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絵を買う決断まで

絵を買う決断まではさほど時間がかかりませんでした。

そもそも、展示している絵を見るだけだと思っていたので行ってびっくり!

何とギャラリーと同じじゃ無いか!と言うより、むしろ販売スタッフの方も数名いるのでむしろ色々詳しく話を聞きやすい!

今回買った絵は、ジクレ(原画または原画のフィルムをスキャナーでトレースし、色色彩をコンピュータで分解・解析色ごとにミクロの噴霧を行う。最も原画に近い版画制作法)という版画技法の作品で作家のサインとエディション番号(本人の手書きという説明)が書かかれているものでした。(版画では普通)

見た絵は、色やぼかし具合などかなり綺麗でした。パソコン処理をし機械で印刷してさらに二次加工されているもの、出来上がったものは、天野氏のチェックがあり納得したものだけにサインするそうです。

僕は天野喜孝(あまのよしたか)氏の絵は、テレビゲームのソフトパッケージデザインや小説の表紙などで昔から知っていました。

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天野喜孝 経歴

1952年生まれ。竜の子プロダクションの社員時代に<ヤッターマン><ガッチャマン>など数々のヒット作を描く。1981年の連作イラストレーション<トワイライト・ワールズ>発表以来、SF・ファンタジー界に衝撃を与えつづけている。1987年、ゲームソフト<ファイナルファンタジー>のビジュアルコンセプトデザインで若い世代の圧倒的支持を獲得。1997年、1999年、にニューヨークで個展開催。2002年にはロンドン、パリ、南仏でも個展を開催。

引用:アールビバン

海外でも高い評価をされているとのこと、1997年にはニューヨークにアトリエ版画工房Greene Street Work Shop設立しているようです。

2000年には、海外の賞を多数受賞。

僕が天野氏の絵を始めて見たのは、テレビゲームソフトのFINAL FANTASYⅥ(6)でした。

そこから、過去の作品や新作など雑誌などから情報を探したもんでした。

おそらく買った理由は、子供の時からの隠れたファンだっただけです。

このブログを書いていて、分かりました。   

版画のエディション

版画といえど、エディション番号(版画の価値を守るための何枚目なのかが分かる番号のこと)があるので価値が上がる場合もあります。

版画は元の版があれば何枚でも作れます(版の劣化もあるので刷れる枚数はだいたい決まっている)しかし作家が、決めた枚数を刷ったあとは版を壊しそれ以上作れないようにして美術品の価値を守っているのです。

限定数を明記するということは、反対にいえばそれ以上は有りませんということですから、刷り終わった版は当然処分しなければなりません。それを廃版と呼びますが、この廃版については1960年のウィーンで開催された第3回国際造形美術会議で「制作されたすべての版は、限定部数の制作が完了したならば、抹消あるいはエディションが完了したことを示す明確な記録を残さなくてはならない」とオリジナル版画の条件を定義付ける約束事項の中で話し合われ、国際的な合意のもとに決定されました。

出典:翠波画廊

購入した、本当の理由

出典:天野喜孝FIRST SWORD(ポスター)

はっきり言うと、子どもの頃からの見ていた絵だったからです。

さっきも書きましたが、隠れファンだったことが絵を買うことで、ちゃんとファンになったような感じです。

       まとめ

『本当に、気に入ったものなら買おう!!』

高い買い物で少し警戒していましたが、色々吟味した結果購入までに至りました。

僕が今回のことで思うことは、「欲しいと思ったら買えるなら買っとけ!」ということ次いつ出会えるか分からないものは、「即決しろ!」です。

ここら辺は、妻が後押ししてくれましたけど、

その結果、「ファンだった!」と気づく!

ファンタジーアート展

ただそれだけです。

それから、おまけでこんな物をもらいました。

おまけでもらったもの

 天野氏のインタビュー雑誌、クリアーファイル数枚、マウスパッド二枚、ポストカード四枚セット二枚(売店で売ってなかったやつ)

絵は購入してから、自宅にとどくまで3.5ヶ月ほどかかると説明を受けました。

ちょうど2018年のクリスマスに届く予定です。

楽しみです!!

・・・・・・・・・・・。

はい!!

そして、届きました!!

続きはこちらです。

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ウキツタカユキ

芸術の展覧会レビュー、芸術活動に関する人、好きな事コツコツと続ける方法を考える記事を書きます。

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