オリジナリティで悩んでいるあなたへ -4人の偉人、見つけるヒント-

信念
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芸術作品を作る上で、いつか衝突してしまう壁

「オリジナリティ」(独創性)

というものがあるのではないか?

 

そして、悩みに悩み、自分にはオリジナリティがない。

と、全て諦めてしまう人がいるかも知れない!

 

この記事は、そんな「オリジナリティ」について悩んでいる人のため。

1つの仮説を書くことにする。

 

前置き

 

現代アートでは、新たな表現方法を見つける事はかなり狭き門です。

でも、考えれば考えるほど

 

「オリジナルってなんだ?」

「オリジナリティが見つからない!」

 

と、どんどん焦って考えの渦にハマってしまう可能性ってありますよね?

だからといって、足踏みしている場合では無いですし。

さらに焦ります。

 

そんなあなたに!

まず「オリジナル」は存在しない!

とお伝えしたい。

 

その上で、歴史上過去の作品を流用し、組み合わせ工夫し作り直す

そして、時代をよく見て人がやらないこと=自分のこだわりを探しひたすら継続して作り続ける。

 

そうしてできた作品の工夫した点オリジナリティと呼ばれるものになると僕は考えます。

 

2人の偉人から学ぶ「オリジナリティ」

哲学者ジャック・デリダからのヒント

Derrida-by-Pablo-Secca.jpg
By Pablosecca投稿者自身による作品, CC 表示 3.0, Link

1930年から2004年まで生きた、ユダヤ人系フランス人。

1967年に本を3冊刊行し、フランス現代思想界に登場した人物。

オリジナルはどこにも存在しない

西洋哲学は「善/悪」「真/偽」「オリジナル/コピー」「内部/外部」のように二項対立によって構成されていると指摘をした。

二項対立という考えがあると、優劣を作ってしまうことにつながる。

つまりそれは、弱者の排除につながってしまうのだ。

 

そこで、デリダは脱構築という方法で、対立する軸を取り除こうとした。

二項対立の「オリジナル(思想・思考)」と「コピー(言葉)」の関係は、思想や思考はコピーより優れていることになる。

それに対して脱構築では、思想や思考はオリジナルではないと考えることが出来る。

それはなぜか、思想や思考はすでにある言葉を使って思考している為、オリジナルはどこにも存在しない。

と説いている。

参考文献

芸術家マイク・ビドロからのヒント

参照:https://sirufu999.blog.so-net.ne.jp/2015-08-29

オリジナリティや作家性は無知の産物

人がやってるものをもう一度やってもいい時代

インターネットが発達したこの時代に、個人のオリジナルなんてものはもう存在しない事を自覚した方が良いだろう。

 

椹木野衣(さわらぎのい)の書いた「シミュレーショニズム」という本がある。

その中でマイク・ビドロという作家が紹介されている。

マイク・ビドロという作家は、ピカソなどの有名な画家の作品を同じ絵柄で同じように書き直した作品を作っている。

題名はなんと<これはピカソではない(This is not a Picasso)>だ。

他にも、セザンヌ、カンディンスキー、ブランクーシなどの作品も作って発表している。

マイク・ビドロの言い分を引用しておく。

自分は美術の歴史の先端部になんとか関わろう、なにか新しいサムシングを付け加えようと、いままで考えられるかぎりいろいろな試みをしてきた。

ところが、今度こそと思えるような、斬新で人がやったことがない自分だけのアイデアが浮かんでも、いろいろ調べていくと、その程度のことはすでに誰かがやっていてしまっていて、しかも自分より優れた方法でそれをやっていることに気付く。

調べれば調べるほどそうで、自分が考える「オリジナリティ」とか「作家性」とかいったものは、単なる無知の産物でしかない。

僕が思うに、オリジナルを追求して追求した結果、偉大な作家の完璧なコピーを作品にすることで、「コピー」がマイク・ビドロのオリジナリティに変化したのだろう。

オススメの書籍

2人の彫刻家からのヒント「作家としての姿勢」

彫刻家 船越保武からのヒント

参照:http://hayabusa-3.dreamlog.jp/archives/51207384.html

作品のから滲み出る人間味

僕らの父親世代の作家たちは、ちょうど日本のバブル崩壊、その影響を緩やかに感じ始めた頃と推測する。

そんな人たちの背中を見て真似しても仕方がない。

 

真似をするなら、戦後間もない作家、より苦労が絶えなかった人たちから学ぶべきでだ。

例えば、彫刻家の船越保武(ふなこしやすたけ)はどうだろう。

戦後の日本彫刻を引っ張っていった人物で、独学で石の具象彫刻を作っていた。

その顔の印象は柔らかく、優しい。

 

彼の書いたエッセイを読めば、かなりの苦労をしていたが諦める事なく続けた 

結果、彫刻家と呼ばれるようになったことが分かる。

 

初期は石の作品をにリュックサックに入れて画廊まで運び、売りに行っていたそうだ。

さらに、あまりに貧乏だったため仕事を猛烈な勢いでして大理石の頭像を二日で作ったり、立ち通しで、40時間ぐらいぶっ通しで仕事をした時もあったそうだ。

 

歳をとってからは、怠けぐせがあった事もかかれている。

家で制作していたところ、石を彫る音をカセットテープに録音し、それを流すのだそうだ。

しばらくは、家族にしっかり仕事をしていると思わせる事が出来たらしい。

 

そういう、人間味が作品に反映されて、客観的に見るとそれがオリジナリティとなっているのだろう。

 

厳しい、状況でも続ける工夫をこらして作る。

 

この工夫した点が、徐々に作品のオリジナリティとなって行くのだ!

流石に、現代にすっぽりハマる話では無いが、この姿勢は学べるのでは無いだろうか?

 

オリジナリティは探したり、作ったりするものでは無く。

作家人生を通して客観的に見たときに、初めてオリジナリティ(独創性)のようなものが感じられるのだ。

 

だから、オリジナリティを、探すべきでは無い

手を動かす方が大切なのだ!

 

オススメの書籍

彫刻家 ブランクーシからのヒント

参照:http://artprogramkt.blog91.fc2.com/blog-category-25.html

つるりとした表面の彫刻から

コンスタンティン・ブランクーシという、彫刻家はロダンの仕事を手伝っていた。

しかし、アフリカ芸術に影響を受け具象をどんどん単純化していった。

 

1つの作品を磨ききるため、10年を費やしたという。(大きめの「空間の鳥」製作中の事)

信じられないほどの、忍耐力だ!(ほかにも同時製作していたのだろうけど!)

 

だが、それこそが!ブランクーシのこだわりであり

つるりとした、表面こそがブランクーシの作品のオリジナリティとなっている。

 

有名な言葉で「神のように創造し、王の様に命令し、奴隷の様に働くこと」という言葉を残している。

 

これは自分に書いたものだそうだ。

自分は彫刻家である!と奮い立たせるための言葉

 

ブランクーシから何が言えるのか、

それは、とにかく挑戦し頭を動かすよりも手を動かすべきだ!という事と言える。

 

途中で違う形を作ったとしても、作り続ける忍耐力だ。

 

「比べる対象は、他人ではなく、己の中にある」

「過去の自分と現在の自分を比べるべきだ」

 

磨き続ける事で、その作品は、過去の形よりもいい形になっている。

 

それは「過去の自分よりも今の自分が良くなる事」と

同じと言えるのでは無いか?

 

ブランクーシのつるりとした表面の作品から

僕は、そんな風に感じ取った。

彫刻家コンスタンティン・ブランクーシは「10年作品を磨き続けた」

参考文献

まとめ

僕も一時期、

 

「オリジナリティとはなんだ??」

「オリジナリティが無い!」

 

と悩んでいた時期があった。

 

それからしばらくして、本を読みあさり。

「オリジナリティは創意工夫で作り出す!」

という、考えにたどり着いた

 

「オリジナリティを育てるには創意工夫を凝らすこと」

「工夫した点こそが、売るものに繋がる!」

 

と、自分に言い聞かせてる。

 

ひたすら作って、作ったものをよりよくする工夫を凝らすことで結果オリジナリティあふれる作品になっているのだ。

 

オリジナリティ(独創性)は、願って身についたり、考えて作れるものでは無いのだという事

オリジナリティのことを考えるくらいなら、手を動かすべきだと僕は考える。

そう、今は考えることが出来るようになった。

 

オリジナリティを探して、苦しい時期、誰に聞いても分からない時

この記事が役に立ってくれたらと思う。

 

 

タカユキ
タカユキ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

ではまた!

 

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