こんにちは、ウキツです。
今回の記事は、静岡県にあるヴァンジ庭園美術館のことを書きたいと思います。
と言うのも、ここ最近仕事(建築関係)が忙しくって全然、新しい展覧会を見に行ったり、作品を作ったりが出来てなかったのです。最後に行けたのは、11月の京都嵐山福田美術館でした。
そして、2019年も終わってしまいました。
改めて、2020年、明けましておめでとうございます!!
今年は、展覧会レビューはもちろん、これまで制作した作品(自分の)の記事や仕事で悩んでいる事、自分の好きな作家、作品を紹介していきたいと思っています。
そこで、はじめにヴァンジの彫刻を写真をもとに数点紹介したいと思います。
ジュリアーノ・ヴァンジって彫刻家ってどんなの?
ジュリアーノ・ヴァンジは、現代イタリアを代表する具象彫刻の巨匠です。1931年フィレンツェ近郊のバルベリーノ・ディ・ムジェロに生まれ、フィレンツェで学びました。ルネサンス以来の人間表現の伝統から逃れるため、1959年からブラジルにわたりますが、三年後イタリアに戻り、以来一貫して、人間の感情の複雑さを具体的なかたちによってあらわす、彼独自の彫刻の探求に専心します。1967年のストロッツィ宮殿の個展では、近代社会の人間が抱える閉塞感を鋭く表現し、同時代の人々の共感と喝采を得ました。
以後、イタリア国内で好評を博したヴァンジは、ヨーロッパのみならず日本やアメリカでも発表を重ねます。2000年前後には、教会からの宗教彫刻の依頼が相次ぎ、2002年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞します。ヴァンジは、マルティーニ、マリーニ、マンズーといった戦後イタリア具象彫刻の流れの先端に位置する巨星といわれています。象嵌細工や色大理石など伝統的な技法を、現代の考えで蘇らせ、移ろいゆく時代のなかで変わるものと変わらぬものを見極め、自らのテーマとして取り入れてきました。当館では、文字通り彫刻に捧げられた、1965年から2009年までの、ひとりの彫刻家の歩みをご覧いただくことができます。
ヴァンジ彫刻庭園美術館
だいぶ前になるのですが、静岡在住の私の従兄弟Tom(従兄弟は日本人です汗)
に連れられて行ったのが、ヴァンジ彫刻庭園美術館でした。
当時の私、まだタバコがポケットに入ってますな〜(今は、吸ってません)
そして何、この立ち方、目の方向とか、汗
ヴァンジ彫刻庭園美術館は、広大な敷地に多数の彫刻が設置されていました。
具象彫刻家なので、人をモチーフにした作品が多く(と言うかほぼ全部人)
ボリュームのある作品なので、見ていてとても気持ちいいいです!!
気になった作品たち
ここからは、私が気になった作品をどこが気になったか、一言メモしながら書いていきます。
この作品、大理石でできていると思われます。
何に惹かれたかと言いますと、この巨大な石。
遠くから見たらわかりにくいのですが、手で顔を隠している像です。
これがまた、きっちり作っているわけではなく、自然にそう見えう石を使ったのか
そう見える石に、少し彫刻したのか・・・。
初めから、計算されて全て作られているのか・・・・。
もしそうだとしたら、ヴァンジめちゃめちゃスゲーことになります。
次は、この作品です。
この作品も人の形をしていて素材も先ほどと同じ大理石でした。
さっきの作品よりわかりやすい。
この表情、なんかやる気に満ちていますね。
正面から、見るとそうでもないのですが・・・
裏の顔だけ見るとまた違う顔をしています。
わかりやすく人間の裏表を表現しているのだと思います。
さて、何に惹かれたかと言いますと・・
ここなんです!
この緑のスカートが葉コートからはみ出ている部分!!
この際の作り方にかなり見入ってしました。
こう言う、細かいところって時間かかって作っているだろうし。苦労がにじみ出て主張してくる様な漢字なんです!!
三つ目は、また野外展示の作品です。
この作品は、野外にあるにもかかわらず存在感がすごい作品でした。
素材は、石です。
黒い石に、顔を彫った白い石を乗せてさらに黒い石で髪の毛の部分を作る。
石で、こんなけきっちり合わして作るのは本当に難しいと思います。
なんにしても、迫力がすごい!
そして、作る苦労が目に見えてすごい!
もっと細く、言うとこの動体の磨き加減も良いですよね!
ビカビカに磨きすぎず、マッドな仕上がりに抑えています。
あと、表情も素敵です。
まとめ
ヴァンジ庭園美術館、行ってきたのはだいぶ前なんですが
いまだに、行って良かったと思っています。
作品は、石彫、木彫、ブロンズ作品なんでもあります。
100点以上あるのでは無いか?
と思いくらい、多く展示されています。
また、静岡に行く際には時間を作って見にいきますよ絶対!!
公式HP
アクセス
車で行くのがおすすめかな〜
書籍
ヴァンジ庭園美術館が出版している本がありました!
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