現代仏師・彫刻家「加藤巍山」という人がいます。
大阪でやっていいた、「驚異の超絶技巧!展」で作品を見ました。
作品を見る前から、SNSを通じて作品を見ていました。
現代仏師・彫刻家「加藤巍山」という人を勝手に調べて、勝手にまとめたいと思います。
「自光雲五代」加藤巍山
現代仏師・彫刻家「加藤巍山」は、高村光雲の流れをくむ仏師・岩松拾文に師事されています。
これって、すごいです!どうすごいかというと、
日本の、最後の仏師であり彫刻家の技が今でも受け継がれているという点です。
高村光雲には、息子の高村光太郎がいましたが彫刻をバリバリ作っていたわけではなかったはずなので
光雲の技術はどこかに消えてしまったのだろうと思っていました。
制作方法は「星取り法」
星取り法というのは、彫刻の古典的模刻技法です。
古くは、古代ギリシャに起源があり、人物象を石材から正確に形の位置を割り出して彫るために開発された技法です。
加藤巍山は、この星取り法によって正確な彫刻を作っているんだそうです。
粘土で原型を作り、その原型の要所に点(星)を打っていきます。その点を1つ1つ丁寧に追っていき木彫していくのです。
「加藤巍山」の作品
参考になる作品を載せておきます。
とても美しい作品から、力強い作品まで。
「超絶技巧展」で見た作品は、これでした。
徳川家康像!「しかみ像」という肖像画をもとに作られたそうです。
直接見るとわかるのですが、ものすごくリアルなのはもちろんなのですが、服装などの装飾品の掘り込みというかマニアック度合いを感じました。
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