「自分のやりたい事が明確に分かっていて、今の場所ではやりにくい!」と悩んでいる人。
「制作場所(仕事場)を、探して田舎移住」を考えている人。
「田舎移住をしてやっていけるのだうか」と不安に思う人 |
「半農半X」というコンセプトを聞いたことはありますか?
2018年、平成最後の夏の終わり。
台風が連続で日本列島を襲った年。
家族三人でアトリエを求めて亀岡市へ・・・・!
『半農半Xという生き方』の著者・塩見直紀さんのお話を聞きに行った時のことです。
塩見直紀さんってどんな人?
塩見直紀(しおみなおき)プロフィール
半農半X研究所代表
福知山公立大学地域経営学部特任准教授
総務省地域力創造アドバイザー
1965年、京都府綾部市生まれ、同市在住。カタログ通販会社フェリシモに約10年に在籍。1999年、33歳を機に故郷の綾部へUターン。2000年、「半農半X研究所」を設立。21世紀の生き方、暮らし方として、「半農半X(エックス=天職)」コンセプトを20年前から提唱。著書に『半農半Xという生き方【決定版】』など。半農半X本は翻訳され、台湾、中国、韓国でも発売され、海外講演もおこなう。若い世代のX応援のために、コンセプトスクールや半農半Xデザインスクール、綾部ローカルビジネスデザイン研究所、スモールビジネス女性起業塾(京都府北部対象)などもおこなう。
半農半X研究所のブログ塩見さんホームページ より引用
塩見さんは、「半農半X」というコンセプトのもと綾部市で農業と地域活性化の仕事をされている方です。
現在は、福知山公立大学の特任准教授であり、京都市立芸大の大学院美術学研究科に在籍中だそうです!
そんな、勉強家な(かなり失礼や!)塩見さんの話を聞く前に本を読んでおきました。
どんな本?
半農半Xという生き方[決定版]
著者 塩見直紀/出版社 ちくま文庫
本の構成
第一章 田舎に出よう! そこは人間復興の場だった!
第二章 小さな暮らし、大きな夢 ー 田舎暮らしの楽しみ
第三章 きっと見つかる! 自分という魅力に満ちた原石
第四章 それは「やりたいこと」か「やるべきこと」か
第五章「半農半X」は問題解決型の生き方だ!
あとがき
第六章 出版十年を振り返って
他の本の紹介
青年帰農 (農文協 2002年) 共著
『半農半Xという生き方』中国語版 綾部発半農半Xな人生の歩き方88 自分探しの時代を生きるためのメッセージ 半農半Xの種を播く~やりたい仕事も、農ある暮らしも などなど 参照 塩見直紀ホームおページ http://www.towanoe.jp/xseed/ |
簡単な内容
半農半Xとはどういう事なのか、どういう生き方なのかが書かれています。
塩見さんの実体験を交えての内容で、田舎暮らしのはじめ方も書かれています。
一人ひとりが「天の意に沿う持続可能な小さな暮らし(農的生活)」をベースに、「天与の才(X)」を世のために活かし、社会的使命を実践し、発信し、まっとうする生き方だ。
本文より引用
Xの部分には、自分のやりたい事、好きな事、できる事、研究している事を入れて生活して行こうという内容です。
田舎に住んだ場合のお金の使い方や、塩見さんの奥さんのやりたい事が見つかった事、味噌作りや米つくりなどについて書かれています。
そして、半農半Xを実践している方たちの紹介なども書かれています。
講演会も、この本の内容にほぼ沿って話されていました。
先に読んでいた僕は、頭の中であの話、この話と整理しながら聞けました。
講演会の後
持ってきていた、塩見さんの本に記念でサインをいただきました!!!
本の中で、大事なメッセージ「た/ねとして生きる!」と書かれており、大事なキーワードなんだなと感じました。
「タネ(たね)」の音義を漢字以前の日本の言葉「やまと言葉」で調べてみると、「た」は「高く顕われ(伸び)、多く(たくさん)広がっていく」、「ね」は「根源(に返る)、(いのちの)根っこ」という意味があり、「タネ」の本質を的確に表現している。私はこの言葉で世の中すべてを表現できるのではないかと思う。
本文より引用
会場はどんなところ?
今回の会場は、亀岡市のKIRIcafe という場所でした。「かめおか霧の芸術祭」の情報発信の拠点らしいです!
詳しくは、別の機会に書きましょう。
ホームページhttps://kiricafe.shopinfo.jp/
なんでも、京都造形芸術大学が関係していて、会場に来ていた教授で陶芸家の先生とも知り合いになる事が出来ました!
他にも、亀岡市市長や、移住促進課の方も来られていてました。
こう言う形なら、芸術を絡められて行政も動くのだなーと心に留めておきました。
地元の人たちや移住者たち
地元の人たちや移住者の方たちとも少しお話しさせてもらえました。
というか、結構向こうから興味を持ってもらって、たくさん話しかけてくれました。
ほんとにありがたい!
亀岡市の「ひのまる米工房」の代表と知り合いになったり。
多分お米やさん、精米機とかも扱ってるそうな・・・。
田舎でも細々と仕事がある、というのを移住してから八百屋さんになった方から聞きました。
「八百屋369(みろく)商店」さんの店主は、夏場野菜を売り、冬は別の仕事をしているそうで木こりの仕事をしたり色々転職して最終、八百屋!!
妻の方も、亀岡市の北のほうに住んでいる 機織(はたおり)をしている人と喋り、地域の餅つきに誘われたりしています。
田舎への移住は、今に始まったことではないし、移住者は年々増えているとのこと、今は家を探す方が難しくなっています。
八百屋さんは、探し始めて「ここだ!」という、場所に出会うまでなんと8年かかったと言っていました。
先は長そうです・・・・!!!
まとめ
2014年ごろから考えていた田舎移住。
2018年に入り、近く開催している移住セミナーや説明会に足を運ぶようになった。
子供も一歳半を過ぎ、やっと余裕ができて来た。
今後の生活スタイル、それに伴う自分の制作スタイル、場所も含めて真剣に妻と話し合ってきた。
「もし、田舎移住したとして実際生計が立てられるのか?」
「売りにくい彫刻業でやっていけるのか?」
という疑問を、約4年話し合っていた。
「今の家で出来る事(制作)をやること!」と言う、妻に対して
僕は「なぜアトリエ(作業場)が必要か」の説明と説得を続けた。
部屋の中で木屑を飛ばし、家の裏で石を削った。
そして一つの方法として塩見さんの「半農半X」という言葉に出会ったというわけだ。
思えば、4年前の考え方から
だいぶ現実的な方向が見えてきた様に思う。
京都の田舎へアトリエを探していると、塩見直紀さん「半農半X」に出会う事が出来た。ありがとうございます。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
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